スペインでは必須のオリジナルソケット

ヨーロッパの中部から少し北海に面した位置にある国、それはスペインです。長らく中世の時代を現代にも残している地域として知られており、都市すべてが世界遺産に指定をされた世界でも類を見ない国家です。100年以上もの間建設を実施している寺院から、標高6000メートル級のアルプス山脈などもあり、非常に美しい自然と人工物を備えた国でもあります。そんなスペインでは2000年以上も昔から、ある食べ物が国民食となっているのをご存じでしょうか。

それはチュロスという名称で呼ばれており、いまでは国内でもドーナツ店や菓子パンで販売をされるようになりました。表面はカリカリで少し硬いのですが、中身はふっくらとしたクッキー状になっており、リボンの形をしています。ここでは簡単に、チュロス作りで欠かせないオリジナルソケットをご紹介しましょう。オリジナルソケットとは搾り機のを指して折り、シリコン・またはステンレスで作られているものです。

スペインでは各家庭にオリジナルソケットを用意しており、主婦の間では生活必需品と言われています。もともとは木製の搾り機を長らく使っていましたが、すぐにカビが生えてしまうのがネックでした。1970年代にバルセロナ市内にある製鉄会社がオリジナルソケットをステンレスで作ったところ、たちまち国民の間で話題となって普及をしました。いまではコンパクトな形状になり、片手で操って作れるものも販売をされています。