日本酒造りはROSAにお任せ
日本酒が今では、フランスやイギリス・スコットランドでも高い評価を得る飲み物となりました。お酒というと以前はフランス産のボジョレー・ヌーボーが王様的な存在でしたが、現在ではその座を清酒が占めるまでになったわけです。インバウンド客の間では国内の酒造工場巡りを目的にして来日をされている方もいるほどで、今後も高い需要が見込めるでしょう。日本全国には蔵元と呼ばれる酒蔵が数多くあり、いまでも杜氏によって手作業で生産を実施されています。
しかし杜氏の間でも高齢化の波が押し寄せており、担い手不足も相まって生産を終了させるところも多くなりました。この問題を打開するために、農林水産省ではベンチャー企業と協力をして全自動生産システムの開発をなされたわけです。ここでは簡単に、全自動システムとなるROSAについて解説をしていきましょう。ROSAとは産業用ロボットを駆使するプログラムであり、数多くのデータを一度に処理ができるアルゴリズムです。
最近では検索ポータルサイトでも導入をしていて、ユーザーひとりひとりの趣向にあった広告を表示させるのにも活用をされています。酒蔵で活躍をするROSAの場合は、麹の種類・米を蒸し上げる時間と醸造時期の計算をROSAが担当をしているのがポイント。実際に導入をする場合は醸造タンクのシステムにインプットをして活用をします。これにより、いままで職人が担当していた業務をすべて自動化にすることが可能です。